東京都の御徒町にて、PVDコーティングをはじめ、
メッキ加工・マット加工など様々なコーティングを行っている、
おかちや株式会社のブログ担当スタッフです。
今日はセラミックコーティングのマスキングについてご紹介したいと思います。
我々の業界で使うマスキングとは、"部分的に塗らない"ということ。
例えば写真のような美容師さんが使用されるハサミ。
刃先の部分にコーティングが付いてしまうと切れ味が変わってしまうので、刃先の部分だけはコーティングを塗らないのです。
このような作業は手間なのですが、必要に応じて対応させていただいております。
ハサミに関しては、ご注文の多くがイオンプレーティングやPVDコーティングと呼ばれる硬くて薄い膜。
薄い膜は刃先に付いても後から刃を付けるので問題が無い場合も多いのですが、ホワイト色はイオンプレーティングにはありません。
なのでホワイト等は、イオンプレーティングやPVDコーティングの次に硬いセラミックをコーティングしています。
ただ、このセラミックはイオンプレーティングやPVDコーティングと比較するとちょっとだけ膜が厚いんです。
そのため、写真のようなセニングの刃先にコーティングが付いてしまうと、切れ味が全然変わってしまうんです。
ということで、写真の部分にセラミックコーティングはNG。
以前ブログでご紹介したティファニーブルーの腕時計も一部マスキングしているんですよ。
細かい作業ですがとても大事な工程です。
ネジが入る部分にマスキングしているのも同様の理由ですね。
おかちやではハサミの他にも、アクセサリーや腕時計、ゴルフ用品などの表面加工もお受けしています。
また、お客様からは彫刻加工の希望も頂くこともございます。
彫刻加工は、アイテムに独自のデザインやメッセージを刻み込むことができますので、
大切な人への贈り物や記念品に、名前や日付を刻むことができます。
また、ロゴや特定の模様を彫り込むことで、アイテムに独自の個性を与えることも可能です。
おかちやでは様々な表面加工を行っておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
お客様のアイテムに最適な加工方法をご提案いたします。
宝飾品・カトラリー・美容用品等の表面処理なら
おかちや
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